航空券の価格に対する飛行距離は、欧米が長く（距離単価・安）、アジアが短く（距離単価・高）なります。距離制のマイレージ特典の場合、マイル単価＝価値はアジア便のほうが高くなります。一般に、欧米への旅行で貯めて、アジアへは特典を使うのが賢いです。そんなアジア行きのルートを、ANA(スタアラ)基準でご紹介します。

■概ね15,000マイルの行動範囲（シーズン連動） 　国内、韓国 ■概ね20,000マイルの行動範囲（シーズン連動） (直行便) 　中国、香港、台湾、グアム (ソウル経由 ※アシアナ航空、途中降機可) 　中国、台湾、ロシア(サハリン,ハバロフスク) ※スターアライアンス特典（スタアラ2社以上を組み合わせ）の場合、飛行距離4,000マイル以内の旅程が、ANA22,000マイルで発券できます。 ■マニラ(フィリピン) 　スタアラ各社では南アジアに分類されるフィリピンも、22,000マイル（スターアライアンス特典航空券）で渡航可能です。 北海道・東北にお住まいの方は残念ながら無理です。 ○ルート例 #1　[片道1930mile] 　東京--(ANA/280)->大阪 　　　　--(タイ航空/1650)->マニラ ○ルート例 #2　[片道1867mile] 　大阪--(アシアナ/352)->釜山 　　　　--(アシアナ/1515)->マニラ ※スタアラ2社以上を使うルールのため、ルート#2の単純往復はできません。 ■香港＆台北(台湾) 　陸路がないので一回で旅行するのは難しいですが、両国間にはタイ国際航空が就航していますので、25000マイルで行けます。 北海道・東北地方にお住まいの皆さん、本当にすみません。 ○ルート例 #1　[片道1840mile] 　東京--(ANA/1330)->台北 　　　　--(タイ航空/510)->香港 ○ルート例 #2　[片道1822mile] 　東京--(ANA/1822)->香港 ※エアーニッポン(エバー航空とのコードシェア)便の大阪−台北、福岡−台北はスタアラ特典では利用できませんが、ANA国際線特典航空券で可能です。 ■ソウル発 札幌(日本)行き 本州縦断の旅 　※ソウルへは格安航空券利用 ○ルート例 　ソウル--(アシアナ)->福岡 　　　　->(ANA)->大阪 　　　　->(ANA)->札幌 　ソウル--(アシアナ)->広島 　　　　->(ANA)->仙台 　　　　->(ANA)->札幌 日本国内は4区間までです。出発国ではストップオーバーできないルールがありますが、このルートは韓国発♪。デイリーではありませんが…、ソウル−新千歳、ソウル−那覇直行便もありますよ。